はじめに
自作ミキサー企画の第3回です。
前回既製品を色々検討しましたが、結局やりたいことは

1モノラルの信号を(2系統で足りますが余裕を持って)3系統に分岐させてエフェクターに送り、(ここも余裕を持って)3ステレオをミックスして1ステレオにするということです。これを一つの筐体に収めようとするとかなり大きくなってしまうのでスプリッター部とミキサー部を別々に制作していくことにします。
スプリッター部
自分のシステムの場合プリアンプから出た信号、あるいはキャビネットシミュレーターから出たラインの信号を分岐させるため多分パッシブでもなんとかなると思うのですが一応アクティブで作ることにしました。
といっても今回使用するのはシンプルなもので、バッファの出力ジャックを並列に並べただけのものです。
バッファは完全自作ではなく、タッキーパーツのキットを使用してみました。というのも、1からポイントtoポイントで組むのとそこそこの労力になるのと他人がデザインしたものでちょっと勉強してみたかったからです。
タッキーパーツではかなりの種類のバッファがありますがなんとなくSuper IC Bufferを選択、省スペース重視ならもっとコンパクトなものを使ったほうが良さそうです。


「わからなかったところ」
バッファの出力のカップリングコンデンサを並列にするのかその後で並列にするのか、多分後者のほうが良さそうなのですが実際のところどうなのかよくわからなかった。

とりあえず部品を買い足すのも面倒だったので前者で制作、問題なく動作したのでこれで良しとします。
以前作ったエフェクターの抜け殻を利用してケースに押し込みました、余った穴はアルミのテープを貼って埋めます。配線は気持ち悪くなってますが、イキった空中配線に憧れたり、ミスをその場しのぎで修正したりした結果です。気にしないでください。
ミキサー部
ミキサー部に関しても設計というよりネットで拾ってきたという表現が近いです。
ミキサーはひとまず入力部にボリュームをつけて必要に応じて音量を下げたりミュートにしたりできるだけのものにします。
ミキサー部はこちらのページを
電源部はとりそぼろさんのブログを参考にしました。
一応動作原理は勉強して理解したつもりなんですな定数をどうすればいいのかはわからず、手に入る近い数値でほぼ丸々使わせてもらった状態です。
こんな感じの回路です。ミキサー回路+一応の電源周りのノイズ対策の強化という形になります。




省スペース化のためインプットはTRSステレオで入れるようにつくってみました。高さを抑え、他のペダルを上に乗せることができるようにポットは手前側に配置。

ジャンクションボックス的に使いたいためアウトプットは反対側に置くことにしました。

まとめ(挫折)
が作ってみると片チャンネルが動かない……。音声ライン上の色々な場所からコンデンサを介してイヤホンに接続して色々確認してみたところ、おかしなところは発見できたもののその周囲を配線し直したり、オペアンプを入れ替えたりしても直らず……。
現在ライブではモノラルでしか使っていないため、ひとまず諦めました。

次回は再製作編になります。レイアウト等も変更するつもりです。よろしくお願いします。
↓次回↓
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